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🎉 FileMaker選手権 結果発表 🎉

審査員を務めさせて貰ったFileMaker選手権の結果が発表されました!


今回は「開発未経験者部門」と「エンジニア経験者部門」に分かれての審査でした。

サイトでは審査員のコメントなどは掲載されないようなので、せっかくなので感想を。

 

個人的に一番印象に残っているのは、「開発未経験者部門」で金賞を受賞された カジカン(作:963)

定期的に行う家事を管理するアプリで、仕様はシンプル! 家事の名前と作業頻度を登録し、QRコードのラベルを印刷。それを家事作業する場所に貼っておき、実行したらiPhoneでQRコードを読み取って完了登録をする。そしたら自動的に次の作業予定日が更新され、その日が近づいてくるとiPhoneに通知が来ます。

FileMakerの特徴を生かした機能を使っているけど、仕様がとてもシンプル。


最初の頃って嬉しくて知ってる機能を盛り込みたくなると思うのですが、機能も画面の情報量もグッと抑えられており、場数を踏んで達観した開発者レベルのシンプルさ。 「家事の管理」という事でカジカンという名前にされたのでしょうが、例えば介護の現場や育児、何かの習慣化のキッカケなど様々なシーンでの応用ができそうなのも、シンプルな仕様だからこそ。


テーブル構造もスクリプトもリレーションも非常にシンプル。

FileMakerに元々備わってる機能を上手く使ってますので是非ダウンロードして、自分仕様にカスタマイズしてみてはどうでしょうか?触り始めの人には良い勉強になると思います!

 

同じく「開発未経験者部門」で銀賞を受賞された おなかすいたの?(作:観光ビジネスBチーム)も素晴らしい


高校3年生が開発されたようで、流石はスマートフォン・ネイティブ世代のアプリですね。

システム開発から入ってる私たちにはこのレイアウトが、分かっていても出来ないのですよ(笑)


「ホーム画面に検索履歴を表示する」だったり「お気に入り登録」だったり「アクティブ画面のアイコンデザインを変化させる」だったり「日本語 / Englishの切り替え」だったり。Appとしての完成度高いです。


知床斜里ブランドや地元のお店を知って貰いたいと言う開発者の地元愛もしっかり伝わってきます。

きんき旨味干し、食べたいですよね...。

 

「エンジニア部門」では銀賞を受賞された RihaTaskAD(作:jaknow)がまぁすごかったですよね。

これは選手権に出しちゃって良かったのでしょうか?(笑) すぐにパッケージソフトとして販売できるクオリティで、開発者として大変勉強になりました。


リハビリテーションに必要なあらゆる業務を網羅しており、今すぐ現場の人が使えるだろうと言うレベルの高さ。 これだけの機能・情報量の多さでありながら、レイアウトは非常にスッキリしていて視認性も高いです。

いやぁ、これはリハビリテーション業界の方は是非ダウンロードしてみて貰いたいです。

(こんな感じで...って開発依頼きたら困るやつですよね)

 

一つずつアプリを見ながら審査員がそれぞれコメントしていくのですが、それぞれアンテナに引っかかるポイントが異なるのも非常に面白かったです。


あと「FileMaker選手権 2020の舞台裏」という記事も公開されてます。

新しくしくリリースされた Claris Connect を核にして、 FileMaker CloudDropboxmailgun 3 つのアプリケーションをオートメーションコントロール(自動制御)しました

との事で、色々なアプリケーションを連携させてワークフローを自動化してくれる Claris Connect がどんな事できるのか、分かりやすい導入事例になったのではないでしょうか。

そうそう。審査結果の入力もFileMaker Cloud上で完結させていました。 が、全員が同時に審査結果を入力しようとして排他制御が掛かったので「運用でカバーだ!」と皆でメモアプリにコメント書いてからコピペする、っていうやり取りをしたのが楽しかったのはココだけの秘密です。

 

今回はとっても貴重な機会を頂けて本当に感謝です!ありがとうございました!! 次は私も応募しようかな!! 最後にもう一度。

素晴らしいアプリがたくさんです、「FileMakerでこんな事ができるんだ!」と発見もたくさんあると思いますので、是非実際に作品をダウンロードして色々触ってみて頂けたら嬉しいです!


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